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【とりす工法の構造】 |
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- 植物の根は、私達の想像以上に土中深く伸びてきます。営巣内に根が侵入してくるとカワセミは巣作りが出来なくなります。「とりす工法」に使用する土柱ブロックの外部は、耐対腐食性のコルゲートパイプのため、外部から植物の根が入りにくく、長期にわたり安定する事が出来ます。
- 土柱ブロックは営巣に必要な十分な径と長さを有しています。体積が大きい事と、前後が解放された筒構造により、過大な乾燥や雨水による浸水を防止することで、営巣に最適な状態を維持します。
- 土柱ブロックの土は、細かな篩(ふるい)にかけて、石や木の根、ごみ、等を除去し、営巣に最も適した土で製作したものです。そのためカワセミが自力で容易に掘削して営巣する事が出来ます。
- 強固な鋼製構造により、土砂等が流出すること無く、テールアルメの様な補強土壁にも使用することができます。
- 営巣部分の土を、現地で篩にかけたり、敷き均し、転圧作業を行わなくて良いため、天候に左右されません。そのため転圧不足による致命的な施工ミス、営巣のために大切な土質選定ミスが無くなり、営巣機能が向上します。
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「とりす工法」はコンクリート擁壁等の垂直擁壁の背面部に設置することで、容易にカワセミなどの巣穴を作る環境を構築することができます。
テールアルメ擁壁の背面に設置した例(カワセミ用)
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(土の練り混ぜ後の状態) |
土の締め固め状況 |
カワセミ用の土柱ブロック |
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- 「とりす工法」は写真のような垂直擁壁等の背面に設置することで、効果を発揮します。自然の厳しい切り立った崖の環境で巣作りをする鳥類に、人工の垂直擁壁の中に営巣場所を提供することで、自然との共生が図れます。
- とりす工法は補強土擁壁(テールアルメ等)、L型擁壁、大型ブロックなど多くの擁壁に採用できます。
- 土柱ブロックは鉄製のコルゲートパイプで構成されており、土圧や重機の転圧に耐える構造で、擁壁の構造に影響を与えません。
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とりす工法の設置高さは、ヘビなどの天敵から身を守るため、2m程度は確保します。また、上から巣穴迄の距離も1m程度確保します。 |
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